日米“巨大ロボ対決”実現へ クラタス、米からの「決闘」申し込み承諾 格闘戦で「ぶん殴って倒して勝つ」
「やりますよ、絶対」――人が搭乗して操縦する巨大ロボ「クラタス」を開発した水道橋重工が、米国から申し込まれた“ロボット決闘”を受けて立つ。
「やりますよ、絶対」――人が搭乗して操縦する巨大ロボット「クラタス」を開発した水道橋重工は7月6日、米ロボット開発チームから申し込まれた巨大ロボ同士の“決闘”を受けて立つと発表した。米側からの挑戦に対するアンサー動画を公開。動画の中で同社の倉田光吾郎氏は格闘戦を要求し、「ぶん殴って倒して勝つ」と意気込んでいる。
クラタスに挑戦したのは、米MegaBotsが開発した「MegaBots2」。6月30日にMegabot側が公開した動画によると、同ロボットは、2人で搭乗して操縦する米国初のフル機能入り搭乗型巨大ロボで、重さは5400キロ。「ものすごくでかい銃」を備え、1キロのペンキ砲弾を時速160キロで発射できるという。
ただ、人が搭乗して戦うロボットとしてはクラタスに先を越され、世界初にはなれなかったとし、クラタスに対して「水道橋! 俺たちには巨大ロボットがある。お前達にも巨大ロボットがある。次に何が必要かは分かるだろう? 俺たちは決闘を申し込む」と挑戦。1年後に戦おうと呼び掛けていた。
これを受けて水道橋重工は、倉田氏が出演するアンサー動画を公開。「いきなり来たから……」と困惑しつつ、「もうちょっとかっこよく作れよ! でかいものに銃付ければいいというアメリカ文化、アメリカ丸出し」などと挑発。「海外に取られたくない。やっぱり日本文化じゃないですか、巨大ロボって」「やりますよ、絶対」と挑戦を受けて立つ姿勢を明らかにした。対戦スタイルについては「格闘戦、ぶん殴って倒して勝つというのがやっぱりやりたいですよね」と格闘戦を要求している。
倉田氏は6日付けのブログでもこの件について言及。「だって、自分で作ったロボット自慢したくてこんなバカ動画送ってくる連中だぜ。まだ会った事もないけど、オレ、こういう連中大好きだもん。全力で遊んでやんよ。でも負けねぇぞ」と意気込んでいる。
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