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KDDI、家庭用ロボ「Jibo」を開発するMIT発ベンチャーに出資
KDDIが家庭向けアシスタントロボット「Jibo」を開発するMIT発の米企業Jiboに出資。電通のベンチャーファンドも同日、Jiboに出資した。
KDDIは8月6日、傘下のファンドを通じ、家庭向けアシスタントロボット「Jibo」(ジーボ)を開発する米Jiboに出資したと発表した。出資額は明らかにしていない。電通が運営するベンチャーファンドも同日、Jiboに3億7000万円を出資したと発表した。
Jiboは球体を2つ組み合わせたような形で、高さ約28センチ、重さ約2.7キロの小型ロボ。家族の顔を認識し、相手に合わせてリマインダーやメール着信などを画面と音声で通知したり、写真や動画を撮影したり、物語を読み聞かせるんなどの機能を備えている。SDKを使ってJiboのスキルを自由に開発することも可能だ。
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米マサチューセッツ工科大学(MIT)メディアラボでパーソナルロボット研究グループを率いるシンシア・ブリジール准教授が創業者として開発。KDDIはJiboを「ロボティクス市場の有望なスタートアップ企業」と判断し、グローバル・ブレインが運営する「KDDI Open Innovation Fund」を通じて出資した。
出資を通じ、Jiboが日本に進出する際のビジネス開発やマーケティング、ローカライズなどの幅広い支援を行う予定。Jiboを中心とした、家族とモノの新しいコミュニケーションが生まれる世界を顧客に提案するとしている。
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