「モンスト」App Storeから消える
人気ゲーム「モンスト」iOS版がApp Storeから消えた。同アプリの「シリアルコード」機能をAppleが問題視し、ストアから削除した可能性がある。
ミクシィが運営するスマートフォンゲーム「モンスターストライク」(モンスト)iOS版が8月29日、App Storeから消えた。モンストの「シリアルコード」機能をAppleが問題視し、App Storeから削除した可能性がある。ミクシィはモンストの公式Twitterで、アプリのインストールが「一時的に」できなくなっていると告知し、謝罪している。
モンストは、モンスターを敵にぶつけて遊ぶ、アイテム課金制の人気ゲーム。アプリストアでは常に人気上位をキープしており、ミクシィの業績急回復の立役者となっている。
一方、Appleはここ最近、シリアルコード機能の規制を強化していると言われている。シリアルコードとは、ネット番組やリアルイベント、雑誌などとのコラボレーション企画を通じ、ユーザーに配布されるコードで、アプリ内で利用するとアイテムがもらえるなどの特典がある。モンストもさまざまなメディアやイベントでシリアルコードを配布していた。
Appleによる規制強化の動きを受けてか、ミクシィは今月13日、iOS版のシリアルコードの入力場所を、アプリ内から公式スマートフォンサイトのフォームに変更。29日にモンストがApp Storeから消えた直後には、Appleからの要請でシリアルコード入力フォームの利用を停止したと告知した。
モンスト公式Twitterは「現在、App Storeにてオーブの購入やアプリのアップデートおよびインストールが一時的にご利用できなくなっております。ご迷惑をおかけして大変申し訳ありません」と謝罪している。
Android版は通常通りインストールでき、シリアルコードも利用できる。
関連記事
- 「モンスト」イベント混乱、ミクシィが謝罪 「想定の甘さと運営の未熟さ」
「モンスターストライク」のイベントで熱中症とみられる救急搬送が相次ぐなど混乱した問題で、ミクシィが謝罪。 - 「モンスト」イベントで「心肺停止者」「飲み物没収」は「事実と異なる」 ミクシィが否定
「モンスターストライク」のイベントに関連して流れている「心肺停止者」や「飲み物没収」といった情報は事実ではない、とミクシィが否定するコメントを発表。 - 「アニメを届ける最適な手段として、テレビではなくYouTubeを選んだ」 「モンスト」アニメ版、世界同時配信へ
「モンスト」のオリジナルアニメは10月からYouTubeで世界同時配信へ。「アニメを届ける最適な手段として選択したのはテレビではなくYouTube配信だった」という。 - ミクシィ、営業益5.2倍の243億円 4〜6月期、売上高は4倍の500億円に
ミクシィの4〜6月期は売上高が前年同期から約3.9倍の500億円、営業利益は5.2倍の243億円と大幅な増収増益に。モンストが順調に収益をもたらしている。
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.