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アナログ時計にデジタル技術凝縮 ソニー、おサイフケータイ搭載腕時計「wena wrist」
アナログ腕時計のクラシカルなデザインを維持しつつ、おサイフケータイなどデジタル技術を搭載した「wena wrist」のクラウドファンディングをソニーが開始した。
ソニーは8月31日、おサイフケータイ機能やスマートフォンの着信通知機能などを搭載したアナログ腕時計「wena wrist」(ウェナリスト)の開発資金を募るクラウドファンディングを、独自のクラウドファンディングサイト「First Flight」で開始した。3万4800円〜6万9800円(税込)支援すれば、来年3月以降に製品が届く。
アナログ時計のクラシカルなデザインを維持しつつ、バンド部にFeliCa機能などデジタル技術を凝縮。スマートフォンと連動し、おサイフケータイ機能、電話やメールの着信、SNSの更新を光や振動で確認できる通知機能、歩数や消費カロリーなど活動量計としてのログ機能を利用できる。
ヘッド部は、ムーブメントを含めてシチズン時計が設計・製造。バンド部を含む腕時計全体のデザインは、さまざまなブランドの腕時計を手がけていた経験を持つデザイナーが担当した。素材には、手術用のメスにも用いられるステンレス素材「SUS316L」を採用している。
デザインは「Chronograph」(クロノグラフ)と「Three Hands」(3針)の2タイプを用意した。「wear electronics naturally」(自然に身につけられるテクノロジー)というコンセプトを提案している。
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