米航空宇宙局(NASA)はこのほど、準惑星ケレスに見つかった不思議な明るい点を探査機「ドーン」が詳細にとらえた写真を公開した。
明るい点はケレスの「オッカトル」クレーターに見つかった。氷などが太陽光を反射しているといった可能性があるが、はっきりしていない。
新たな写真はケレスから1470キロ離れたところから撮影された。光の点と周囲の明るさに差があり過ぎるため、別々に撮影した2枚の画像を合成している。解像度はフルサイズ画像で1ピクセル当たり140メートル。
その正体はまだ不明だが、科学者は「この神秘的で魅惑的なものについて、科学的分析により間もなく地理学的・化学的に明らかにされるだろう」としている。
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