「『何かうまいものはないの？』が口ぐせでした」 水木しげるさん死去、家族がコメント

「『お父ちゃんが亡くなる』　信じられないことでした」――30日に亡くなった水木しげるさんの家族がコメントを発表した。

[ITmedia]

　「『お父ちゃんが亡くなる』　信じられないことでした」――11月30日に93歳で死去した水木しげるさんの家族が、公式サイトでコメントを発表した。水木さんの最近の様子を報告しつつ、ファンや関係者への感謝をつづっている。

水木さんの家族のコメント

　水木さんは「100歳まではいくようだネ、いや120歳かな」といつも話していたという。昨年暮れに心筋梗塞で倒れ、車いすで退院したが、その後、家から会社までの1キロの道のりも歩けるまでに回復。食欲も戻って「『何かうまいものはないの？』が口ぐせでした」と振り返る。

　「最期は神様が決めることに従ったらええ」と言っていたとも。自宅で転倒したことが亡くなるきっかけとなったことは「とても残念」としながらも、「これも神様が決めたことだったのかも知れません」。家族を一番大切に思っていたという水木さん。「今は、亡き戦友との再会を喜んでいるかもしれないですね」。

　水木さんは11月11日に自宅で転倒し、頭部打撲による硬膜下血腫で緊急手術を受け一時回復していたが、30日未明に容体が悪化し、多臓器不全で死去した。