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Apple、iOSやOS Xのセキュリティアップデートを公開
iOS、OS X、Apple Watch、Safari、Apple TV、Xcodeの更新版がそれぞれ公開され、50件あまりの脆弱性が修正された。
米Appleは12月8日、OS XやWebブラウザなどのセキュリティアップデートとなる「iOS 9.2」「tvOS 9.1」「OS X El Capitan 10.11.2/セキュリティアップデート2015-008」「watchOS 2.1」「Safari 9.0.2」「Xcode 7.2」を一挙公開した。
iOS 9.2ではiPhone 4s以降、iPod touch(第5世代)以降、iPad 2以降を対象として、計50件の脆弱性を修正した。このうち10件あまりはWebKitに存在していて、細工を施したWebサイトを使って任意のコードを実行される恐れがある。その他のコンポーネントの脆弱性も、リモートでのコード実行など深刻な影響を及ぼすものが多数を占める。
Apple Watch向けのwatchOS 2.1でも、iOSと共通する脆弱性が多数修正された。
OS Xのアップデートは、El Capitan(10.11)の最新版となる10.11.2と、OS X Mavericks(10.9.5)およびYosemite(10.10.5)を対象とするセキュリティアップデート2015-008が公開され、50件以上の脆弱性が修正された。
Safari最新版の9.0.2はOS X MavericksとYosemite、El Capitanに対応する。任意のコード実行に利用される恐れのあるWebKitの脆弱性多数が修正された。
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