ニュージーランドの新しい国旗のデザインを決める1回目の国民投票で、暫定の開票結果がこのほど公表された。暫定1位に選ばれたのは、黒と青を基調とし、同国に自生する「シルバーファーン」というシダ、南十字星を描いたデザインだ。
現在の国旗が「オーストラリアの国旗と混同しやすい」「ユニオンジャックが英植民地時代の名残り」といった声を受け、同国のキー首相がデザインの変更を提唱。8月に1万292件の公募から40作品に厳選し、5つの最終候補が選ばれた。
国民投票の投票総数は、有権者の約48%に当たる152万7042票。そのうち、暫定1位のデザインは55万2827票を集めた。1位の候補は来年3月、現国旗との決戦投票に進む。
ただ、同国の新聞社「ニュージーランド・ヘラルド」が今年実施した世論調査では、デザイン変更を望むのは国民の約4分の1にとどまるなど、世論の関心は低い。今回の投票総数も有権者の過半数を割る結果となっている。
関連記事
- Facebook、プロフィール写真のフランス国旗化機能に「パリだけではない」の声も
Facebookが、11月13日にパリで起きた同時多発テロを受け、プロフィール写真をフランス国旗のトリコロールカラーにする機能の提供を始めた。支持する声もあるが「パレスチナやシリアでも多くの人々が犠牲になっているのになぜパリだけ」という批判も。 - つぶやくだけでTwitterに国旗が W杯応援機能
TwitterにW杯向け機能が。日本なら「#jpn」などつぶやきに国名ハッシュタグを付けると、国旗アイコンが表示される。
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.