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「はやぶさ2」、スイングバイ成功を確認 小惑星へ「行って参ります」 地球の写真も送信
小惑星探査機「はやぶさ2」が地球スイングバイに成功したことを確認。小惑星への軌道を順調に航行している。
宇宙航空研究開発機構(JAXA)は12月14日、小惑星探査機「はやぶさ2」が12月3日に実施した地球スイングバイに成功し、小惑星「Ryugu」へ向かう軌道を順調に航行していることを確認したと発表した。
はやぶさ2は打ち上げから1年後の今月3日夕方、ハワイ上空約3090キロに最接近するスイングバイを実施。軌道を80度曲げ、スピード(太陽に対する)はプラス秒速1.6キロの秒速31.9キロに。目標数値を達成したことを確認した。状態も正常という。
スイングバイ終了後、はやぶさ2の光学航法カメラ(ONC-T)で撮影した地球の画像も公開した。
14日午前0時現在、はやぶさ2は地球から約415万キロのところを航行中。巡航速度は32.31キロと、スイングバイ後に太陽の重力の影響で加速している。極点付近を含む南極大陸が写っているのは貴重という。
津田雄一プロジェクトマネージャは感謝するとともに、「はやぶさ2はスイングバイにより軌道エネルギーを獲得し、これより地球を離れます。進路「Ryugu」。それでは地球の皆さん、行って参ります」とコメントしている。
はやぶさ2は地球から約3億キロ離れた小惑星「Ryugu」へ2018年の到着を目指している。
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