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ロボット技術で動くスリムなドール「Dollfie ハニー」 MMDでモーション作成可能
全身の関節をワイヤーで駆動し、スリムな骨格の人形を静かに動かせる「動くドール:Dollfie ハニー」が開発された。
ロボット開発企業のスピーシーズは12月17日、模型ホビーを手掛けるボークスと共同で「動くドール:Dollfie ハニー」を発表した。全身の関節をワイヤーで駆動し、スリムな人形を静かに動かせる。12月に基本開発を終え、商品化を進めるという。
スピーシーズのロボット技術「Motion Figure System」を応用し、全身28軸の関節を特殊なワイヤー駆動方式で動かす。サーボモーターや制御用CPUを台座部分の「からくりユニット」に収納し、従来のロボットでネックだったモーターの重量や音を解消し、スリムな骨格ながら静かな動作を実現した。
ボークスが販売する60センチドールシリーズ「Dollfie Dream」と同等のサイズで。同シリーズの衣服や頭部をそのまま転用でき、繊細なドールの外観や肌触りを実現したという。
シングルボードコンピュータ「RaspberryPi」の基板を実装して、LINUXでソフトを開発することも可能。3DCG制作ソフト「MikuMikuDance」によるモーション作成もできる。
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