JR東海は1月18日、東海道新幹線の品川駅社員が、寝台特急列車「カシオペア」の指定券を不正に発券したことが判明したと発表した。
同社員は15日、切符の販売を担当中に、予約専用端末を操作。切符収集という私的な関心から、実際には乗車しない「カシオペア」の寝台指定券「カシオペアスイート」を不正に発券し、自宅に持ち帰った。
寝台を指定するだけで、料金は発生しない切符として発券したが、一般の乗客が寝台を利用できなくなったという。
当該社員は「事実関係を詳細に把握した上で厳正に対処」し、今後社員教育を徹底して再発防止に努めるという。
カシオペアは上野駅と札幌駅を結ぶ寝台特急列車。北海道新幹線の開業に伴い、3月20日をもって運行を終了する。
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