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KDDIの衛星通信用大型パラボラアンテナ、ブラックホール探査に協力

KDDI山口衛星通信所の大型パラボラアンテナが山口大学に提供され、電波望遠鏡としてブラックホール探査に協力する。

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 KDDIは1月から、山口衛星通信所(山口市)の大型パラボラアンテナを山口大学に提供し、電波望遠鏡としてブラックホールの探査に協力する。

 通信所内には2基の大型パラボラアンテナがあり、そのうち口径32メートルのアンテナは2002年から同大が電波望遠鏡として利用している。新たに口径34メートルのアンテナも提供することで、複数の電波望遠鏡を1つの仮想の大型望遠鏡として利用できる「電波干渉計」として使うことができるようになる。

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右が従来から使っている32メートルアンテナ。左を新たに提供することで電波干渉計として利用できるようになる

 国内の電波干渉計としては最大になるという。同大時間学研究所の藤澤健太教授は「この電波望遠鏡を活用して、私たちの銀河系の中にあると考えられる、数多くのブラックホールの性質を調べられることを期待しています」とコメントしている。

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