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「学割」合戦ヒートアップ ドコモ、家族の基本料も割り引き
春の新入学シーズンを前に、大手携帯キャリアの「学割」合戦がヒートアップしている。「ドコモの学割」に新たに、家族の基本使用料を割り引くサービスが加わった。
春の新入学シーズンを前に、携帯電話事業者の「学割」合戦がヒートアップしている。NTTドコモは1月28日、21日から受け付けをスタートした「ドコモの学割」に、学割対象者と同一の「シェアグループ」に加入している家族がスマートフォンを新規契約した場合、基本使用料を割り引くサービスを加えると発表した。
学割サービスは、新入学の学生を主なターゲットに、大手キャリアが25歳以下の新規ユーザー向けに提供しているキャンペーン。今年は3キャリアとも、パケット定額のデータ量増量と料金の割り引きがキャンペーンの柱だ。
ドコモが当初発表していた学割は、パケット定額で利用できるデータ量を月5Gバイト×36カ月間増量し、基本使用料を月800円×12カ月間割り引くというもので、増量データ量は家族と分け合うこともできる。今回の拡充で、家族もスマートフォンを新規契約(MNP含む)で購入すれば、基本使用料を最大12か月間、毎月800円割り引くことにした。25日以前に申し込んだユーザーにも適用する。
今年は学割をめぐる競争が加速しており、他キャリアへの対抗とみられるサービスの拡充が相次いでいる。ソフトバンクは13日、学割の増量データ容量を拡充を発表しており、KDDIも18日、学割の料金割引期間を延長している。多額の販売奨励金を投じた「実質0円」販売に総務省から待ったがかかる中、3キャリアは学割サービス拡充で、ユーザー獲得を加速する狙いとみられる。
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