今年2016年は、4年に1度のうるう年だ。2月が29日まである。月末締めの仕事などでは助かるが、意外なところに影響が出ているようだ。
三井住友カードは、ユーザーに対するお知らせをリリースしている。2016年2月が有効期限のクレジットカードは、本来なら2月末日、つまり2月29日まで使えるが、このお知らせによれば、有効期限が2016年2月のICチップ付きクレジットカードは、2月29日の有効期限最終日には、ICカードによる取り引きができなくなるという。
理由は明らかにされていないが、うるう年処理の不具合とみられる。同社は、新しい有効期限の更新カードを送付するので、そちらに切り替えてほしい、と呼びかけている。
今回、他社のカードで問題が起きているという報告はないが、類似の事例は前回のうるう年、2012年2月29日にも発生した。このときは三菱東京UFJ銀行が同様のお知らせを出している。
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