弥生は2月22日、クラウド請求管理サービス「Misoca」(ミソカ)を開発・運営するMisoca(名古屋市)の発行済み株式の100%を取得すると発表した。
Misocaは、請求書や見積書、納品書をWeb上で作成できるクラウドサービスで、シンプルな操作性や、請求書を1通からオンラインで郵送できる利便性が特徴だ。2011年11月にスタートし、登録事業者はフリーランスや中小企業など8万8000以上という。
弥生は14年からクラウド事業を開始。「弥生会計 オンライン」「やよいの青色申告 オンライン」などクラウド会計ソフトを提供している。Misocaを傘下にすることで、クラウドサービスの業務領域を見積もりから請求、回収、会計まで拡充。今後両社のノウハウを活用し、事業者間取引の新たなプラットフォームの提供や、Fintechサービスの開発を進めるとしている。
Misocaの豊吉隆一郎社長は買収後も同社の経営を続ける。
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