フジテレビジョンとフジ・メディア・ホールディングス(FMH)は3月15日、ゲーム事業を統括する100%子会社「フジゲームス」を4月1日付で設立すると発表した。ゲームの運営、新規タイトルの企画・プロデュースに加え、権利ビジネス、インキュベーションビジネスなど、周辺領域も含めた事業拡大を目指す。
同グループは2014年、gumiと協業し、スマホ向けのゲーム事業を行うFuji&gumiGames(FgG)を設立。「ファントム オブ キル」「誰ガ為のアルケミスト」などのタイトルを開発してきた。その他、フジテレビのゲーム&インキュベーション事業部でも「ダービーロード presented by みんなのKEIBA」「ゲゲゲの鬼太郎 妖怪横丁」などをリリースしている。
スマホ向けゲーム市場は今後も拡大が期待される一方で、競争の激化やコンテンツのリッチ化による開発費の高騰が課題として上がっていたという。新会社が事業を統括することで、変化に即した意思決定、クリエイターの採用、第3者との提携・投資などを柔軟に行える体制を整えていく方針だ。
同社は2月に位置情報ゲーム「Ingress」を開発・運営する米Nianticに出資。「世界市場を視野に入れた番組やゲーム制作を本格化する」としていた。
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