フランス語と日本語で歌える女性バーチャルシンガーALYSが発売されたばかりだが、同くAlter/Egoというカナダ製エンジンを使った仮想歌手が、男声で登場するようだ。
米国在住のボカロP、Giraffey(ジラフィ)さんのSoundcloud投稿によると、「Bones_β」というバーチャルシンガーが現在、開発中だ。Giraffeyさん自身の歌声を元に作られたもので、日本語と英語のバイリンガルとなる予定であると説明している。
価格や発売時期は未定だが、Alter/EgoとしてはDaisy、ALYSに続く3番目、男声Alter/Egoのボイスバンクとしては初ということになる。
Giraffeyさんは、VOCALOID、UTAUを使った音楽制作の経験が豊富で、これらのユーザーのための、ALYSで使えるAlter/Ego用のわかりやすいユーザーガイドを作成。DaisyやChipspeechの開発にも携わるなど、Plogueと緊密な関係にあるようだ。
現在17歳だというGiraffeyさんは、日本語版Bonesのデモも出すと書いているので、登場を期待したい。
関連記事
- おフランス娘ボーカルシンセ「ALYS」と初デートしてみたら頭がどうにかなりそうに
フランス語でも日本語でもOKなALYSさん(21、人間ではない)に歌ってもらった。そしてその後味わった恐ろしいものの片鱗とは。 - フランス語で歌えるバーチャルシンガー「ALYS」、変遷の末「新合成方式」で3月デビュー
シャンソン、フレンチポップス好きな歌声合成界隈に朗報。 - 「デイジーデイジー」歌った半世紀前の音声合成をキャラ化した「chipspeech」、その意外な歌唱力
50年前、30年前に合成された音声で自由に歌わせることができる。しかも日本語で。 - 今度は簡単に弾けるショルキー型「VOCALOID KEYBOARD」2015年モデル、その仕組みを詳しく聞いてきた
12年の超会議で披露されたヤマハの「VOCALOID KEYBOARD」が、今年は「もうさっさと売ってくれ」というくらいの完成度で帰ってきたので、担当者に詳しい話を聞いてきた。
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.