バンダイナムコ、2次利用オープン化対象に「塊魂」など4タイトル追加 エントリー期間も2年延長
バンダイナムコエンターテインメントが「カタログIPオープン化プロジェクト」の大賞タイトルを追加し、エントリー期間を2年延長すると発表した。
バンダイナムコエンターテインメントは3月17日、「パックマン」「ゼビウス」「マッピー」などのゲームキャラクターの2次利用を外部クリエイターに許諾する「カタログIPオープン化プロジェクト」のエントリー期間延長と、対象タイトルの追加を発表した。
同社の所有するゲームのIPをキャラクター、音楽、ゲームシステムなども含めて他企業や個人クリエイターに開放し、2次利用を推進するプロジェクト。2015年4月に1年間の期間限定でスタートし、これまでに法人225件、学校22件、個人71件の計318件のエントリーが集まり、37作品の配信が始まっている。
16年3月で終了予定だった企画受け付け期間を18年3月末に延長し、オープン化対象タイトルとして、「塊魂」(音楽は除く)「子育てクイズ マイエンジェル」「ことばのパズル もじぴったん」「ミスタードリラー」――の4作品を追加。対象タイトルは、「パックマン」「ゼビウス」「マッピー」などと合わせ、全21タイトルになった。
追加4タイトルはゲーム内容などに特許を保有しており、その使用権利も含めてオープン化していくという。
同プロジェクトのWebサイトでは、パックマンのオリジナルステージを作成・シェアできる「PAC-MAN GHOST&STAGE MAKER」や、ゲーム「ワルキューレの冒険」シリーズに登場するワルキューレ(CV:たかはし智秋さん)が任意の文字列を喜怒哀楽の感情を込めて読み上げてくれる「おしゃべりワルキューレ」など、自由に使えるツールも公開している。
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