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宮崎吾朗監督の「山賊の娘ローニャ」国際エミー賞受賞 プロデューサーは川上量生氏
宮崎吾朗監督の「山賊の娘ローニャ」が「国際エミー賞」のアニメ部門で最優秀作品賞を受賞した。
ドワンゴは4月6日、NHKと共同制作したテレビアニメ「山賊の娘ローニャ」が、世界の優れたテレビ作品に贈られる「国際エミー賞」のアニメ部門で最優秀作品賞を受賞したと発表した。宮崎駿氏の息子・宮崎吾朗氏が初めて監督を手がけたテレビシリーズで、ドワンゴ会長の川上量生氏がプロデューサーを務めた作品だ。
国際エミー賞は、米国テレビ芸術科学アカデミーが主宰する「エミー賞」の国際版。米国以外で制作された優れたテレビ作品に贈られる。
山賊の娘ローニャは、「長くつ下のピッピ」で知られるスウェーデンの児童文学作家アストリッド・リンドグレーンのファンタジー小説が原作。アニメは3DCGで制作しながら、手書きのセル画のような画風を再現している。
2014年にNHK BSプレミアムで放送がスタートし、全26話が放送された。今年4月からはEテレで放送が始まる。
受賞について宮崎監督は「子どもたちに見て欲しくて取り組んだ作品なので、この賞はとても嬉しいです」とコメント。
川上プロデューサーは「CGアニメ未経験の宮崎吾朗監督が、手描きのアニメの画風を3DCGで再現することに挑戦したのは大きな賭けでした。ローニャの受賞はこの試みが成功したことのなによりもの証明となるでしょう。本当に嬉しく思います」などとコメントを寄せている。
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