赤城乳業の氷菓・ガリガリ君の税別希望小売価格が60円から70円に、25年ぶりに10円値上げされたことは、大ニュースになった。わずか10円の値上げを社員全員が謝罪するCMも話題になっている。この大ニュースはついに海を越え、5月19日付New York Times(NYT)が1面と経済面で大きく取り上げている。
NYTの記事は「遅々とした日本経済では、わずかな値上げも過剰な謝罪の対象になる」と題し、電子版では前述の謝罪CMの動画をリンクしている。同時に、"Garigari-kun"がどれだけ日本人、特に若者に愛されているかを紹介している。ガリガリ君がこうした形で世界的に注目されるのは、おそらく初めてのことだ。あまりに身近で当たり前の存在になっているガリガリ君の価値について、見直す機会にしてはどうだろうか。
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