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NEC、立ち止まらずに「顔認証」の実証実験 成田空港で職員向けに
日本電気が、ゲートを通る間に本人かどうかを顔認証でチェックする「ウォークスルー顔認証システム」の実証実験を成田国際空港で行う。
日本電気(NEC)は6月7日、成田国際空港の職員向けの検査場で、歩きながら顔認証する「ウォークスルー顔認証システム」と爆発物の有無を3秒で探知する「ゲート内蔵型爆発物探知システム」の実証実験を6月14〜16日に行うと発表した。
利用者がゲートまで歩く間に、カメラが顔写真を撮影。事前に登録した顔の画像と照合し、本人確認を行う。ゲートに近づくまでに顔を撮影し、IDカードを読み取り機にかざしている間に照合するため、立ち止まることなくスムーズに認証できるという。IDカードの貸し借りや盗難によるなりすましを防ぐ。
自動改札機などを製造する日本信号と連携し、爆発物の持ち込みを検知する「ゲート内蔵型爆発物探知システム」の実証実験も実施する。IDカードをゲートの読み取り部にかざす際に、高速の気流を使って付着している微粒子を採取。内蔵する探知機が、爆発物の有無を3秒でチェックするという。
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