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「ジブリの大博覧会」、入場料を映画と同じ1800円に値下げ 鈴木敏夫P「わがままでごめんなさい」
スタジオジブリが「ジブリの大博覧会」の入場料を500円ずつ引き下げる。鈴木敏夫プロデューサーの意向で、映画の鑑賞料金と同じ1800円となった。
スタジオジブリは6月23日、映画ポスターや制作資料を展示する「ジブリの大博覧会」(東京・六本木ヒルズ、7月7日〜9月11日まで)の入場料を変更すると発表した。各種チケットの価格を500円ずつ引き下げ、一般料金は映画の鑑賞料金と同じ1800円(税込)となる。
ポスターやチラシに加え、制作資料、企画書などの未公開資料を公開するイベント。「風の谷のナウシカ」から2016年9月公開の最新作「レッドタートル」まで、「ジブリの30年間の歩みを体感できる」としている。
同社の鈴木敏夫プロデューサーが「入場料を映画と同じにできないか」と提案し、価格を500円ずつ引き下げる。すでに前売り券を購入している場合は、来場時に500円を返金するとしている。
鈴木敏夫プロデューサーのコメント
我が儘(わがまま)でごめんなさい。
この展覧会がいよいよ東京にやってくる。沢山のお客様に見てもらいたいと思っていた。しかし、入場料が2300円だということがとても気になった。
開幕直前のある日、ジブリのプロデューサー青木と話した。入場料を映画と同じにできないか。主催者や関係者には多大な迷惑を掛けたが、そのご理解を頂いた。
多くの人に見て頂きたい。その一心で、入場料を1800円に! スタジオジブリの汗と涙の30年間を、是非見てください。
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