小沢一郎氏、“無礼発言”の古市氏を「応援しています」とコメント発表 「謝罪求め抗議」から一転
ネット党首討論で司会の古市憲寿氏が小沢一郎氏にプライベートな質問をし、小沢氏を怒らせた問題で、小沢氏は「古市氏を応援している」という内容のコメントを発表した。
6月19日に開かれたネット党首討論で、司会の古市憲寿氏が、生活の党と山本太郎となかまたちの小沢一郎代表に対してプライベートな質問をし、小沢代表を怒らせた問題で、小沢代表は27日、「古市氏を応援している」という内容のコメントを党のWebサイトで発表した。25日には「正式な謝罪とその公表を求めた」とのコメントを発表していたが、態度を一変させた。
ネット党首討論では、古市氏が小沢代表に対して「再婚相手は見つかったのか」などと、政策とは無関係なプライベートな質問を行い、小沢代表が激怒。その後古市氏は、運営側から渡された謝罪文を「これ読んだ方がいいんですか?」と棒読みし、小沢代表をさらに怒らせるという一幕があった。
同党はWebサイトで25日、「党と小沢代表は24日、弁護士事務所を通じてドワンゴと古市氏に対して正式な謝罪とその公表を求める通知を出した。小沢代表の名誉を棄損し、党首討論を混乱に陥れたことに対して抗議する」などと発表。その2日後には一転し、古市氏を応援するコメントを発表した。
27日に公表されたコメントには「後日、ダウンタウンの松本人志さんとのやりとりの中で、古市氏が自分の言葉でお詫びをしたかったと言われたのをお聞きしました。私たちはもう前を向いています。古市氏におかれましても、将来ある有能な方ですので、是非前を向いて頑張っていただきたいと思います。応援しています」と書かれている。
古市氏は、26日にフジテレビ系で放送されたバラエティ番組で「映像を見返したらすっごい失礼だった。その場で謝ったのに運営側から謝罪文の紙が回ってきた。謝るなら自分の言葉で謝らなきゃ意味がない」などと発言したと伝えられており、小沢代表はこれを受けて“手打ち”としたようだ。
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