大日本印刷(DNP)は7月11日、湾曲した有機ELディスプレイを用いた業務用デジタルサイネージを10月に発売すると発表した。曲がり具合が異なるディスプレイを複数枚組み合わせ、壁の曲面に合わせて設置できるという。
LGエレクトロニクス・ジャパンと共同で、55インチ有機ELディスプレイを24面(4×6)並べて設置。各ディスプレイは曲がり具合を数段階で調整でき、壁の曲面に合わせて置けるという。4K解像度に対応する映像コンテンツの制作/配信システムなどと組み合わせたパッケージ商品として提供する。
設置場所やデザインの制限がなく、大型商業施設やショールーム、公共交通機関、オフィスビル、マンションのエントランスなど、日本市場向けの販売を見込む。まずDNP五反田ビル(東京品川区)の同社ショールームに導入する。
関連記事
- LG Display、18インチの“新聞紙のように巻ける”有機ELディスプレイをCESで発表へ
LG Displayは、6日から開催の「CES 2016」で、18インチで半径3センチの筒状に巻ける18インチの有機ELディスプレイや、表裏に同時に別の映像を表示できるサイネージディスプレイなどを披露する。 - 白黒赤の3色表示する電子ペーパー、凸版印刷が開発 店頭の価格表示に
凸版印刷が白黒赤の3色を表示する電子ペーパーディスプレイを開発した。小売店の店頭などでの利用を見込む。 - 巻き取れるほど柔軟な有機ELディスプレイ、ソニーが開発
細い棒状に巻き取れるくらい柔軟なフルカラー有機ELディスプレイをソニーが開発。巻き取った状態でも動画を再生できる。
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.