ソフトバンク、英ARMを3.3兆円で買収 正式発表(追記あり)
ソフトバンクは7月17日(グリニッジ標準時)、英ARM Holdingsの買収で合意に達したと発表した。ARM株式14億1200万株を約3.3兆円(約240億ポンド)で取得する。買収は9月30日までの完了を見込む。
ARM Holdingsは英国の半導体企業で、英国のコンピュータメーカーAcorn Computers、米国の半導体メーカーVLSI Technology、そしてAppleにより1990年に設立された。
1990年代初頭から低消費電力のRISCプロセッサARMアーキテクチャの設計を行なっており、そのプロセッサはAppleのNewton MessagePadでも採用された。iPhoneもARMベースで始まり、現在では独自開発しているAチップでもARMアーキテクチャは継続している。Androidスマートフォンもその多くはARMベースである。
ARM Holdingsは現在、全世界の約300社に850以上のプロセッサライセンスを販売。すべてのARMベースのチップについてロイヤリティを徴収している。ARMアーキテクチャはスマートフォン分野では独占に近いシェアを持っており、2-in-1やノートPCなどでも使用比率を伸ばしている。
ソフトバンクの孫正義社長は、「今回の投資の目的はIoTがもたらす非常に重要なチャンスをつかむことにあり、ARMは、当社グループの戦略において重要な役割を果たしていく」と説明。
孫社長は、向こう5年間で英国におけるARMの従業員数を、少なくとも倍増させ、ソフトバンクグループ内において独立した企業として、現在と同じく英国ケンブリッジを本拠地とすると述べている。
ソフトバンクは6月21日にSupercellを7100億円で売却、6月1日にはAlibaba株の一部売却で8700億円を調達しており、その使途が取りざたされていた。
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