iPhone版使ったらKindle Unlimitedが「てのひら図書館」になった(3/3 ページ)
Kindle Unlimitedレビュー第2弾。iPhoneで使ってみたら、これまでのKindleアプリとはまったく違っていた。
ブラウズして一番下の画面に行くと、主要なカテゴリーが「他のカテゴリ」として表示される。「小説&文学」「コミック」「ビジネス・実用」「雑誌」にはここからアクセス。一番下の「全てのカテゴリ」をタップすると、詳細カテゴリーが表示される。一番上はアダルト。あいうえお順だからだ。
海外作品にもアクセスできる?
Book Browserに海外作品のカテゴリーは用意されていないが、著者名や作品名で検索するとちゃんと表示される。カート・ヴォネガット、アーサー・C・クラークなどはKindle Unlimited対象作品が多いので、試してみた。著者名で検索し、右上のフィルターでKindle Unlimitedを選ぶ。
Book Browser内の検索を使うと、Kindle Unlimited以外のコンテンツも表示される。Unlimited非対応のKindleコンテンツはサンプルを送り、アプリ内で読むことができる。これまではライブラリにあるコンテンツに関連した作品だけしかサンプルを読むことができなかったが、この検索機能を活用すれば、Kindle対応作品すべてがiOSアプリ内で試読できることになる。
Kindle Unlimitedが米国で開始されたのが2014年7月。同年12月にはiOS版KindleアプリにBook Browser機能が追加されている。日本では1年半遅れで使えるようになったというわけだ。
これまでのiPhone版アプリでは得られなかった、「てのひら図書館」的な体験が得られるようになるのなら、月々980円はありかなあ、と試用期間終了まで29日となったいまは考えている。
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