香り持ち運べるスティック型アロマ「AROMASTIC」、ソニーが発売
ソニーが、香りを持ち運べるスティック型のアロマディフューザー「AROMASTIC」の正式販売をスタート。同社の新規事業創出プログラムから生まれた製品だ。
ソニーは10月5日、5種類の香りを持ち運べるスティック型のアロマディフューザー「AROMASTIC」(アロマスティック)の正式販売を始めた。Yahoo! ショッピングのほか、渋谷ヒカリエ ShinQs(東京都渋谷区)などの一般店舗でも販売する。本体は8980円(税別、以下同)。
交換式の専用カートリッジ(別売り、2280円から)を先端に装着し、スティックを回転させて香りを選ぶ。本体側面のボタンを押すと、先端から香りが空気の流れに乗って拡散し、ボタンを離すと瞬時に香りが消える仕組みだ。匂いが周囲に拡散する心配がなく、電車内やオフィスなど時間・場所を問わずに使えるという。
香りは、英コスメブランドのNEAL'S YARD REMEDIESが監修した天然植物由来のエッセンシャルオイルを使用。専用カートリッジは、シチュエーション別に「for Basic」「for Beauty」「for Business」の3タイプを用意し、それぞれに5種類の香りが入っている。
サイズは約25(直径)×約86(長さ)ミリ。重量は約33グラム。本体にはリチウムイオン2次電池を搭載し、1回の充電で1カ月程度使えるという(1日10秒10回ほど使用した場合)。本体を保護するシリコンジャケットも10月21日に1480円で発売予定。
同製品は、ソニーの新規事業創出プログラムから生まれたもので、2015年11月から16年1月にかけてクラウドファンディングで資金を募っていた(関連記事:目指すは、香りのウォークマン?――男性も使える小型アロマ「AROMASTIC」に開発者が込めた“ソニーの系譜”)。
関連記事
- 目指すは、香りのウォークマン?――男性も使える小型アロマ「AROMASTIC」に開発者が込めた“ソニーの系譜”
持ち運べるスティック型のアロマディフューザー「AROMASTIC」をソニーが開発し、自社のクラウドファンディングで支援を募っている。「ウォークマンが音楽で切り開いたような文化を、アロマでも目指す」――その狙いを開発メンバーに聞いた。 - ソニー、5種の香りを持ち運べるスティック型小型アロマ「AROMASTIC」 光ディスク技術を応用
ソニーが、持ち運べるスティック型のアロマディフューザー「AROMASTIC」を開発。事業化に向け、クラウドファンディングで資金を募っている。 - ソニーの電子ペーパー時計「FES Watch U」 写真取り込み機能を追加、Androidにも対応
ソニーの新規事業創出プログラムから生まれたスマートウォッチ。iOS、Android両対応に。 - 「眠っていたアイデア」を形に――ソニーの社内ベンチャー発、電子ペーパー時計「FES Watch」ができるまで
クラウドファンディングサイトで注目を集めたプロジェクトの“資金調達のその後”を追いかける本連載。第3回は、ソニーが社名を出さず開発したことでも話題になった電子ペーパー時計「FES Watch」誕生の舞台裏。
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.