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富士通、LenovoとのPC事業統合は「選択肢の1つ」 報道にコメント
富士通は、同社がPC事業をLenovoグループと統合する方針だと伝えた一部報道について「選択肢の1つ」とコメントした。
富士通がPC事業を中国Lenovoグループと統合する方針だと伝えた10月5〜6日の一部報道について、富士通は6日、「当社が発表したものではないが、さまざまな可能性を検討しており、報道内容も選択肢の1つ」とコメントし、LenovoとのPC事業統合を検討していると認めた。
富士通が分社化したPC事業に、Lenovoが過半を出資する方向で両社が調整しており、「FMV」ブランドは残す方針――などと、5〜6日付けの各紙が伝えた。
富士通は報道について「当社は2月にPC事業を分社化し、事業成長に向け、本件を含めてさまざまな可能性を検討しいるが、決定したものはない」とのコメントを発表。広報IR室によると「本件」は今回の報道を指しており、Lenovoとの統合も選択肢の1つとして検討していることは事実という。
富士通のPC事業をめぐっては昨年、東芝とVAIO、富士通の3社でPC事業を統合する方向で検討が進んでいるとの報道もあったが、今年4月、白紙撤回されたと報じられていた。
Lenovoは2005年に米IBMのPC事業を買収。11年にはNECと合弁会社を設立し、NECのPC事業も統合している。
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