よみうりランドに「IoT迷路アトラクション」登場 遊んでみたらすごく楽しかった
IoTシューズ「FUMM」を使った迷路アトラクションがよみうりランドに登場。10月8日〜12月4日の期間限定。
遊園地「よみうりランド」(東京都稲城市)で、IoTシューズ「FUMM」を使った迷路アトラクションが10月8日〜12月4日の期間限定で登場する。一般公開に先駆けて見せてもらえるとのことで、筆者は早速現場に急行。現地にいたスタッフの子どもと一緒に遊んできた。
この迷路アトラクション「FUMM ADVENTURE」は手ぶらで参加可能。4歳以上の子どもと保護者(または中学生以上の人)の2人1組で楽しめる。受け付けに行くと、au未来研究所のキッズシューズ「FUMM」(16〜20センチ)と、専用アプリが入ったスピーカー付きのスマートフォンが貸し出される。
FUMMは、カラーセンサー、感圧センサー、加速度センサー、気圧センサーを搭載したシューズ(今回はFUMM ADVENTUREに適正化するため、カラーセンサーと感圧センサーのみ搭載)。カラーセンサーは迷路内に設置されたカラーシートに反応し、感圧センサーはスマートフォンの専用アプリと連動。迷路の中を子どもが歩くと、保護者が持つスマートフォンから音や映像が流れる。
迷路はストーリー仕立てになっており、星の王様が落としてしまった「星のコア」を探しにいくという設定。中は「恐竜エリア」「ロボットエリア」「星エリア」の3つのエリアに分かれており、各エリアに設置された発信機(Beacon)のBluetooth信号をスマートフォンが受信すると、それに応じて音や表示が変化する仕組みだ。
恐竜エリアでは、池に落ちないように葉っぱの上を渡るミッションや、巨大ティラノサウルスとかけっこをするといったアトラクションが。恐竜とのかけっこでは、カラーシートの上で子どもが足踏みするとFUMMのカラーセンサーが数をカウントし、30秒で何回足踏みしたかを計測している。
ロボットエリアでは、溶鉱炉の上にかかっている橋から落ちないよう渡るといったアスレチックや、動けないロボットを救出するといったプログラムが楽しめる。
それら全てをクリアすると、集めた星のかけらを星の王様に渡す「星エリア」に。星エリアには大きな万華鏡があり、鏡に反射したきれいな映像を見ることができる。
体験してみると、シンプルな仕組みにもかかわらずとても楽しめるアトラクションだと感じた。迷路内が充実しており、体験時間も15〜20分と長く遊べるのもポイントだ。1つ残念だったのは、子ども用シューズを使った迷路のため、大人だけでは参加が難しい点。サイズの大きなFUMMが登場し、年齢層が広がればうれしい。
(太田智美)
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