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“印刷して貼るメイク”パナソニックが開発 その貼り心地は――実際に体験してきた(2/4 ページ)

パナソニックが開発した“印刷して貼るメイク”を記者が実際に体験。「開発の経緯は」「市販は考えているのか」「価格はどれくらいになるのか」――今後の展開も聞いてきた。

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 見つけたシミを隠すために、専用のプリンタがユーザーごとに合ったメイクアップシートを印刷する。メイクアップシートは、外科手術などで内蔵の癒着を防ぐために用いる「ナノシート」の上に、ファンデーションのような化粧顔料を塗布したものだ。シートの印刷には、有機ELテレビの表面にフィルムなどを印刷する同社の技術を転用したという。

 早速、印刷されたシートを貼ろうと思ったところ、現時点では顔料をシートに定着させるために、1日ほど自然乾燥させる必要があるという。今回は、事前に用意されたシートを貼ってもらうことにした。

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印刷に使うナノシート
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専用のプリンタがシートを印刷
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化粧顔料をプリントしたメイクアップシートが完成

 貼るときは、専用のカップの内側にシートを敷き、水をよく吹き付けてから頬にカップごと密着させる。貼った直後は、濡れたタオルを顔にのせたような、ひんやりとした感触がしたが、すぐに水分が蒸発し、肌になじんだ。数分後には違和感も消え、貼っていることを忘れるほどだった。

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水をよく吹き付ける
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専用のカップを使い、顔にぺたり
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すぐに肌になじみ、数分後には違和感も消えた
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よく見ると肌とシートの薄い境界線が分かるが、ファンデーションで隠してしまえば「見ても分からないほどになる」という

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