スカパーJSATは12月15日、Jリーグ戦の放送・配信から撤退すると発表した。2017年シーズンの放映権について権利元と交渉を続けていたが、成立しなかったという。17年シーズン以降、Jリーグ戦の有料中継が視聴できるのは、ライブストリーミングサービス「DAZN」(ダ・ゾーン)のみになる。
撤退について説明する文書を15日、高田真治社長名で公表した。10年にわたってJリーグ中継を続けられたことに感謝するとともに、「このようなご報告をせざるを得ないこと、今日まで連絡が遅くなりましたことを、深くお詫びする」と謝罪している。
スカパーのJリーグ関連セットは来年1月末で終了。天皇杯などJリーグ戦以外の試合や、「Jリーグラボ」など関連番組は放送を続けるほか、海外サッカーの試合を楽しめる「スカパー!サッカーセット」を2月1日に発売するなど、サッカー関連番組の放送は続ける。
Jリーグは同日、2017シーズンからのJリーグの全試合を、英Perform Groupが運営するライブストリーミングサービス「DAZN」(ダ・ゾーン)で生中継すると発表した。DAZNは、月額1750円(税別)で、サッカーや野球、バスケットボールなどスポーツコンテンツをPCやスマートフォン、タブレットなどで視聴できるサービス。Jリーグの試合の有料ライブ放映は、DAZNのみになるという。
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