せりふを考えるだけで小説が作れる「トークメーカー」公開 現役ラノベ作家が開発
キャラクターにせりふを付けて小説を作成できるWebサービスを、現役小説家の至道流星さんが社長を務めるベンチャーが公開。複数人の作家で共同創作できる機能も。
キャラクターのせりふを考えるだけで小説が作れる――そんな小説投稿サービス「トークメーカー」を、ネットベンチャーの未来創造(東京都新宿区)が12月19日に正式スタートした。
サービス内で用意されている公式キャラクターか、ユーザーが自作したキャラクターのアイコンを選択し、せりふや見だし、画像を挿入するだけで、会話形式の小説を作成できる。投稿された小説の著作権は投稿者に帰属するという。
サイト上で、読者が気に入った作品やせりふに投票できる評価システムも搭載。多くの文章を読む前に「キャラクターの根幹をなすせりふ」(同社)から好みの作品を探せるという。複数人で1つの小説を制作する「コラボ作品機能」も備えている。
開発元の未来創造は、『雷撃☆SSガール』(講談社BOX)や『羽月莉音の帝国』(小学館ガガガ文庫)などの執筆を手掛ける小説家の至道流星(しどうりゅうせい)さんが社長を務めるベンチャー。トークメーカーは「ぼく自身がWeb上で作品を公開するにあたっての執筆システム・作品公開サイトを、弊社で用意しておこうと思ったのが開発の発端になった」(至道さん)という。
だが「いざシステムの設計・開発に取り掛かってみると、ぼく以外の方でもシンプルに利用できそうな仕組みになりそうだった」ため、一般向けに開発し直したという。「いったん皆さんと共有しようと腹を決めたからには、シンプルかつ利用しやすいシステムを追求していければと思っています。皆さんの創作活動に少しでも貢献できればとてもうれしい」(至道さん)。
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