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「龍角散のど飴にドーピング禁止物質」誤情報Twitterで拡散、龍角散が否定
「龍角散」のど飴に、ドーピング禁止物質が含まれている――こんな誤った情報が1月11日ごろTwitterで拡散し、龍角散が否定する騒ぎに。
「龍角散」ののど飴に、ドーピング禁止物質が含まれている――こんな誤った情報が1月11日ごろTwitterで拡散し、龍角散がニュースリリースで否定する騒ぎになった。
きっかけは、あるユーザーが10日、日本卓球協会が出した反ドーピングの国際基準変更に関する資料の写真とともに、「龍角散も禁止なった」などととTwitterに投稿したこと。
この資料には、今年から新たに禁止された物質として、南天などの生薬に含まれる「ヒゲナミン」が記載されており、「ヒゲナミンが含まれるのど飴は使用を避けるよう」と書かれていたが、龍角散ののど飴(商品名は「龍角散ののどすっきり飴」)についての記載はなかった。このユーザーは、龍角散のど飴にヒゲナミンが含まれると誤解してツイートしたようだ。
このツイートはまとめサイトにまとめられるなどして拡散し、誤解が拡大。11日朝には「龍角散」がTwitterのトレンドに入るなど話題が大きくなった。
龍角散は11日昼、「一部メディアやSNSで、禁止物質『ヒゲナミン』が当社の『龍角散ののどすっきり飴』に含まれているという記事があったが、ヒゲナミンは一切含まれていない」とのニュースリリースを発表。「ご安心ください」と呼び掛けている。
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