大分県別府市はこのほど、温泉と遊園地を融合させたアミューズメント施設「湯〜園地」(ゆ〜えんち)構想の実現に向け、クラウドファンディングサイト「CAMPFIRE」で1億円の資金調達プロジェクトを2月10日にスタートすると発表した。
人が入れる温泉として世界一の湧出量を誇る別府市は、温泉都市としての魅力を国内外に発信するため、市のビジョンとして“遊べる温泉都市構想”を策定している。湯〜園地は、7月下旬に行われる「べっぷ火の海まつり」期間限定で開園予定のアミューズメント施設。公費を使わず、寄付やクラウドファンディングなどを通じた出資で事業費を賄うという。
別府市は2016年11月、温泉と遊園地を融合させたアミューズメント施設をイメージしたコンセプトムービーをYouTubeで公開。「視聴回数が100万回を達成したら、実際に湯〜園地を実行する“視聴回数連動型公約ムービー”」としてSNSなどで話題になり、実際に100万再生を超えたため、実現を決めたという(1月24日時点で約280万再生)。
別府市の長野恭紘市長は「湯〜園地に対する期待は大きい。裏切ることのないよう、わくわくどきどきしながら楽しめるものをつくっていきたい」としている。
別府市役所ONSENツーリズム部温泉課の担当者によれば、「期間限定の“湯〜園地”を実施後、具体的な案は決まっていないが将来的にオープンを計画している露天風呂施設『東洋のブルーラグーン』に発展させていきたい」としている。
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