ダース・ベーダー卿率いるメタルバンドがアルバムデビューし大英帝国侵略中
クラウドファンディングで支援を受け、11曲からなるフルアルバムを制作。現在、英国をツアーしている。
ダース・ベーダー卿、ボバ・フェット、ストーム・トゥルーパー、シャドー・トゥルーパー、そして真紅のインペリアル・ガードの5人から構成されるメタルバンドが2月3日、フルアルバムデビューした。
バンド名は「Galactic Empire」とストレートな名前で、「スター・ウォーズ」シリーズに登場した楽曲をインストで演奏する。ボーカリストはいないが、ギターを担当するベーダー卿の「コーッ、ホーッ」という呼吸音は時折聞こえてくる。ドラムはボバ・フェット、ベースはストーム・トゥルーパー。ギターは3人構成で重厚なギターオーケストレーションを奏でる。
2015年末にスター・ウォーズのメインテーマを演奏したYouTube動画が初公開され評判を呼んだ。
その演奏風景動画では、途中までは完璧なプレイだったのだが、ボバ・フェットが「カーット! カーット! スネアが破れた」と叫んで演奏中断。「スネア、交換いたしましょうか?」との帝国軍兵士からの提案に、「It's no good to me dead」と答える。ハン・ソロと同様、スネアも「殺してはならぬ」とバウンティ・ハンターらしい職業倫理だ。
その後、ギターのチューニングが狂っていることに気づいたベーダー卿が「わたしのギターをセットアップしたのは誰だ」と静かに言い放ち、帝国軍兵士のボーヤをフォースグリップで締め上げてしまうなど、ロックミュージシャンらしい気性の荒いところも見せる。
2月3日には11曲からなるフルアルバムでデビュー。iTunes Storeなどで販売されている。米国iTunes Storeのメタルチャートで1位を獲得するほどの人気となった。現在は大英帝国を侵略中だ。
このフルアルバム制作とツアーに関しては、Kickstarterで「力を合わせて銀河を支配しようではないか」支援を募り、目標を達成した。
なお、このバンドはDisney、Lucasfilmとは無関係で、映像のレンズフレアについてもJ・J・エイブラムズとの関連性はまったくないと説明している。
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