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“分身ロボット”で遠隔地から結婚式“参列” 「OriHimeブライダル」正式スタート
結婚式に参列できない人が、分身ロボット「OriHime」を使って式に“参加”できるサービスが正式にスタートした。
“分身ロボット”「OriHime」を開発・提供するオリィ研究所は2月22日、結婚式に参列できない人が、OriHimeを使って式に“参加”できる「OriHimeブライダルサービス」を正式にスタートした。披露宴のみの場合10万円(税別)、結婚式と披露宴の場合14万円(同)。
OriHimeはカメラ・マイク・スピーカーを内蔵するロボットで、ネットを通して遠隔操作できる。ブライダルサービスでは、事情により式に出られなかったユーザーがiPadやPCなどでOriHimeを操作し、視界を自由に動かしながら周囲の人とリアルタイムにおしゃべりをしたり、拍手などさまざまなジェスチャーで感情を表現できる。OriHimeの視界を写真に残すことも可能だ。
これまでは問い合わせベースで個別対応をしていたが、多数の問い合わせがあったとし、新たに正式サービス化した。OriHimeの式場への設置や当日のサポート、操作する人へのiPadの貸与や事前操作体験、式場との交渉などフルサポートを提供する。
利用例としてこれまでに、新郎の親友が米国から東京の式に参加したり、新婦が急遽入院したためOriHimeで式に参加したこともあるという。
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