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「DAZN」Jリーグ中継不具合、原因が判明 データベースが破損

DAZNが2月26日のJリーグ中継の一部試合が視聴できなかったトラブルの原因を説明。再発防止策を講じるほか、ユーザーの無料体験期間を延長する。

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 今季からサッカーJリーグ全試合のライブ配信を始めた「DAZN」(ダ・ゾーン)で2月26日、一部の試合が視聴できなくなるトラブルが発生した。DAZN運営元のPerform Investment Japanは3月1日、このトラブルの原因が、見逃し配信を作成するツールの不具合やデータベースの破損だったと発表した。再発防止策を講じるほか、25〜26日にDAZNを視聴したユーザーの無料体験期間を延長する。

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DAZNの公式サイトより

 トラブルは、2月26日午後4時50分ごろ、J1・ガンバ大阪対ヴァンフォーレ甲府戦とJ2・愛媛FC対ツエーゲン金沢戦のライブ配信が視聴できなくなったもの。同日午後10時50分には、J2全試合の見逃し配信も視聴できないことが判明した。

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トラブルの内容(2月27日のニュースリリースより)

 同社によれば、午後4時半ごろに直前に行われた7試合のライブ配信が終了。それらの見逃し配信が自動的に制作される過程で、システムの一部に不具合が発生。データベースが破損したほか、配信する映像方式を変換するエンコーディングプラットフォームにも障害が生じたことが、トラブルにつながったという。2月25日にも同様の現象が起きていたが、復旧システムが働き、正常稼働していたという。

 対策として、全データベースを再構築し、正常に稼働していることを確認。見逃し配信を制作するツールを制御するプログラムを開発したほか、既存システムに依存せず配信できるバックアップを構築したという。

 25〜26日にDAZNを視聴していたユーザーには、無料体験期間を2週間延長(すでに月額料金を支払っているユーザーを含む)。「DAZN for domoco」を契約しているドコモユーザーには、dポイントを500ポイントを付与するとしている。

 「ファン、サポーターの皆様に多大なご迷惑をお掛けしましたことを、深くお詫び申し上げます」(同社)

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