タブレットを校内に1台以上導入している高等学校は約3割、そのうちの半数が学校教育に活用できておらず、教える側のスキル向上が課題である──旺文社は3月8日、高校におけるICT機器の活用状況調査の結果を公開した。
全国の高校のうち、1346校(国公立931校、私立415校)を対象にアンケート調査を実施(2016年12月下旬から17年1月中旬)。教育現場にどのようなICT機器を導入しているか調べたところ、最も多かったのが「電子黒板・プロジェクター」(72.3%)で、その後にデスクトップPC(63.9%)、ノートPC・タブレット(54.8%)が続く。
対象を、教育現場で採用が進んでいるというタブレットに絞ると、導入済みと回答したのは全体の29.6%。導入していない高校においても、19.2%は導入予定があるという。今後、約半数の高校で導入が進む可能性がある。
一方、既にタブレットを導入している高校は、全体の48.5%が「あまり活用できていない」「まったく活用できていない」と回答。理由のトップは「教員の活用スキル不足」(75.1%)で、この傾向は「活用できている」と答えた高校にも共通していたという。
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