ヤフーは3月15日、オークションサイト「ヤフオク!」の携帯電話に関する出品ルールを改定した。NTTドコモとソフトバンクの発売した携帯電話で、ネットワーク利用制限の可能性がある商品を出品禁止にするという。ストア出店者は条件付きで販売を認める。
各通信事業者が提供するネットワーク利用制限の確認用Webサイト(NTTドコモ/ソフトバンク)で、ネットワーク利用制限の恐れがない「○」表示となる携帯電話のみ出品を認めるという。
確認用Webサイトでは、ネットワーク利用制限の状態を記号で表しており、「△」「×」「?」の表記は、既にネットワーク利用制限が実施済み、または今後実施する可能性があることを表している。
ヤフオク!公式の審査を通して「店舗」と認められた“ストア出品者”は、商品落札後にネットワーク利用制限が実施された場合、落札額の補償を行うことを条件に、今後制限の恐れがある△表示の携帯電話の出品を認めるという。
ヤフーは、出品時の商品説明欄に利用制限の確認に必要な製造番号の記載を引き続き必須とし、入札前にはネットワーク利用制限の状態を確認するようユーザーに呼びかけている。
ネットワーク利用制限は、携帯電話の固有製造番号をもとに通信事業者が遠隔で音声通話やパケット通信を使用不可にできる仕組み。例えば携帯電話が盗まれたり、契約時の本人確認種類が偽造だったりした場合に実施される。分割で購入した端末代金の支払が滞った場合も対象となる場合がある。
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