ソニーは4月10日、重さ約349グラム、厚さ約5.9ミリと世界最薄・最軽量サイズの13.3インチ電子ペーパー端末「DPT-RP1」を6月5日に発売すると発表した。「電子文書をまるで紙のように読み書きできることを追求した」という。オープン価格で、実売予想価格は8万円前後。
「DPT-S1」の後継機種。サイズはA4相当の13.3インチ(1650×2200ピクセル)、重さは「A4ノート一冊より軽い」という約349グラム。新規開発のノンスリップパネルを採用し、ペン先の滑りを抑えてより紙に近い書き心地を実現したという。
ボタン配置などを一新したほか、前機種よりページ送り速度を最大約2倍に高めるなど読みやすさを向上させた。内蔵メモリは16GB(うち使用可能領域は約11GB)で、約1MBのPDFを約1万ファイル保存できる。
企業や官公庁、大学や研究機関、医療機関などでの利用を想定。家電量販店での販売はないが、個人ユーザーはソニーストアで購入できる。
また同日、ソニー子会社のソニーセミコンダクタソリューションズと台湾E Inkが、電子ペーパーディスプレイを活用した商品や関連アプリ・連携プラットフォームの企画・開発・設計・製造・販売などを担う合弁会社(資本金約15億円)を設立することで合意したことも発表した。
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