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メルカリ、「安心・安全」アピール 現金出品問題など「全社を挙げ対応」
現金が額面以上の価格で取引されるなど、不適切な利用が相次いで指摘される中、「全社を挙げて問題に対応している」とアピールしている。
メルカリは4月27日、安心・安全への取り組みについて説明するニュースリリースを発表した。現金が額面以上の価格で取引されるなど、不適切な利用が相次いで指摘され、サービスへの不信感が広がる中、「全社を挙げて問題に対応している」と対策に取り組んでいることをアピール。カスタマーサポート体制を充実させ、安心・安全に利用できるよう取り組んでいると説明している。
メルカリでは「1万円札を額面以上の金額で取引する出品が多数ある」と話題になり、4月22日に現行紙幣の出品を禁止。その後、チャージ済みSuicaが額面以上で販売される出品が相次ぎ、高額チャージ済みの交通系ICカードの出品も禁止した。
同社は27日に発表した声明で、「22日より現行貨幣を出品禁止とし、24時間体制で監視・削除している」「交通系電子マネー等も、不正利用につながるおそれがないか監視の上、今後も取り締まりを強化する」と、対策に取り組んでいることをアピールした。
また、カスタマーサポート200人以上、24時間体制で問い合わせや規約違反への対応を行っていることや、不正の可能性があるユーザーをシステムで抽出し、目視でチェック・対応していること、警察や経済産業省などと情報交換していること、偽ブランド品など権利侵害品の出品抑止に取り組んでいることなどを説明している。
メルカリは日本最大規模のフリマアプリで、ダウンロード数は日米合算6500万、月間の流通額は100億円超。
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