スカパーJSATホールディングスは5月9日、10日に予定していた2017年3月期決算発表を延期すると明らかにした。同社の連結子会社が実施したイベントに関する仕入れ取引で、不適切な会計処理の疑いがあり、事実確認を進めているという。
連結子会社が実施したイベントをめぐり、「一部の仕入れ取引で、支出内容の適正性の確認が必要になった」(同社)。トラブルはゴールデンウイーク直前に判明し、関係各所への事実確認に時間を要するとして、決算発表の延期を決めたという。
同社によれば、現在までに判明した不適切な会計処理が16年度連結業績に与える影響は「極めて軽微」という。これまでに公表している四半期決算や、17年3月期通期連結業績予想(4月26日発表)に変更はないとしている。
「株主・投資家をはじめ関係各位におかれましては、ご迷惑とご心配をお掛け致しますこと深くおわび申し上げます」と同社は謝罪している。
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