日本人のアプリ所持数は100本以上で“世界一” App Annie調査
「日本のユーザーのアプリ所持数は平均100本以上で、世界で最も多い」という調査結果を、米App Annieが公開した。
「日本のユーザーのアプリ所持数は平均100本以上で、世界で最も多い」――スマートフォンアプリ市場データを提供する米App Annieが5月12日、そんな調査結果を出した。
世界10カ国で、ユーザーがスマートフォンにインストールしているアプリの数を調べたところ、日本が平均100本以上で1位だった。
1カ月当たり、1日当たりのアプリ利用本数を見ると、どちらもブラジル、インド、中国が上位に。日本のユーザーは、アプリ所持数自体は高いが、1カ月の利用本数は8位、1日当たりの利用本数は5位だった。
App Annieは「日本のユーザーは、さまざまなアプリをインストールし、その中から必要なものを数本ずつ毎月利用する特性がある」と分析している。
日本と韓国、モバイルゲームのプレイ時間は1日1時間以上
1日当たりのアプリ利用時間(Android版のみ)は、10カ国全てで2015〜17年にかけて増加傾向。日本のユーザーだと、17年には約3時間近くまで伸び、「アプリの普及が進んでいることを一層裏付ける」と同社は分析している。
新興国のブラジルとメキシコでは、利用時間の半分以上が「ソーシャル」と「通信」カテゴリーのアプリに使われているが、日本と韓国では、利用時間の25%をゲームアプリが占めた。
調査対象者のうち、モバイルゲーム利用者による1日当たりのプレイ時間を調べたところ、日本と韓国のユーザーが1日当たり1時間超と、他国に比べて群を抜いて多かった。同社によれば、アプリストアの収益全体に占めるゲームの割合は75%と高く、「モバイルゲームが今後も引き続きパブリッシャーに大きなチャンスをもたらす」という。
調査期間は、15〜17年の第1四半期(1〜3月)。世界10カ国(日本、韓国、中国、インド、米国、ブラジル、メキシコ、イギリス、フランス、ドイツ)のユーザーを対象に実施した。
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