「AbemaTVはクラウドを使っているので月間サーバコストは数千万円」――サイバーエージェントの藤田晋社長は5月13日、AbemaTVのサーバコストについてTwitterでこう明かした。ユーザーが増えるほどコストが増え、収益化が難しくなるとの指摘もあるが、「ユーザーが増えても影響は軽微」としている。
AbemaTVをめぐっては、7日に配信したライブ番組「亀田興毅に勝ったら1000万円」がサービス史上最多アクセスを集め、試合開始と同時にサーバダウンして話題に。ユーザー拡大をアピールした一方で、「ユーザーが増えるほどサーバコストが増え、収益化が難しくなるのでは」という指摘もある。
藤田社長はTwitterでこれを否定。「AbemaTVはクラウドを使ってるので月間サーバーコストは数千万円で、全体コストに対する比率は3%程度」にとどまっており、「ユーザーが増えても影響は軽微」と解説。「インフラコストを心配してる人は昔のデータセンター借りてハードも買い増すイメージを持っているのでしょう」と指摘している。
2017年1〜3月期決算で、AbemaTVを含むメディア事業は97億円の損失を計上している。藤田社長はAbemaTVについて「2017年度に200億円投資する」と明言している。
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