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引退した「銀座線01系」、東大に譲渡 研究用車両として活用
東京メトロが、引退した「銀座線01系車両」を東京大学に譲渡。同大学柏キャンパスの実験所に3月24日に搬送したという。
東京メトロは5月15日、今年3月に営業運転を終えた「銀座線01系車両」(01-630号車)を東京大学に譲渡したと発表した。走行実験などの研究に使われるという。銀座線01系を研究用として譲渡するのは初めて。
01系は1983年にデビューした車両。合計228両38編成が活躍したが、2012年以降に「1000系」が導入されてから数を減らし、今年3月10日に営業運転を終了した。
車両の走行実験などを行う東大生産技術研究所の千葉実験所(千葉市)が、同大学柏キャンパス(千葉県柏市)に機能移転するのに合わせ、車両の譲渡が決まったという。車両は3月24日に中野車両基地(東京都中野区)から柏キャンパスに搬送した。
これまでに東京メトロは、地下鉄博物館や熊本電鉄にも銀座線01系を提供しているが、研究目的での譲渡は初めて。今回の取り組みを通じて「これまでの研究の枠組みを超えた鉄道技術の向上に貢献していく」としている。
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