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LINE、パスワード不要の認証方式を導入へ 「FIDO Alliance」に加盟
パスワード不要の認証方式「FIDO」の標準化団体「FIDO Alliance」に、LINEがボードメンバーとして加盟した。
LINEは5月17日、パスワード不要のアカウント認証方法を推進する業界団体「FIDO Alliance」にボードメンバーとして加盟したと発表した。メッセンジャーアプリ「LINE」などに、生体認証などパスワードを使わない認証方式を導入し、アカウント乗っ取りなどのトラブルを防ぐ考え。
FIDO Allianceは、米Google、米Microsoft、米Intel、英ARM、NTTドコモなど250社以上が加盟(5月17日現在)。生体認証や公開鍵暗号方式などを利用したパスワードレス型認証、2要素認証、Webアプリケーション向け認証などの仕様を提供している。
FIDO Allianceが提供する認証方式を「LINE」などのアプリに導入し、フィッシングやアカウントの乗っ取り、サービス不正利用など、パスワード認証に起因するトラブルの解決を目指す。
LINEでは2014年6月ごろから、アカウント乗っ取りによる詐欺被害が頻発。ログインに必要なIDとパスワードを乗っ取り犯が何らかの方法で入手したのが原因とされ、同年10月に騒ぎは収束したが、その後もたびたび乗っ取り被害が報告されている。
将来は、IoT(Internet of Things)技術やAI(人工知能)を活用した他サービスなどにも、FIDO Allianceが提唱する認証方式を導入するとしている。
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