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Airbnb、福岡市“宿不足”を民泊で解決へ 交流増やす「ラボ」設置
Airbnbが、ホストと宿泊客などが交流する取り組み「ホームシェアリングラボ」を福岡市で始める。「街ぐるみでの宿泊を実現し、潜在的な宿泊需要を吸収する」。
民泊仲介大手のAirbnb日本法人は5月19日、ホストと宿泊客、地域団体などの交流を促す取り組み「ホームシェアリングラボ」を福岡市で始めると発表した。定例会やイベントを開催し、ホストと宿泊客がマッチングする機会を増やすなどして、民泊による地域活性化につなげる考え。音楽コンサートなどイベント開催時の宿泊需要も狙う。
第1弾として、同市で開かれる国際会議「比較法国際アカデミー」(2018年7月開催)を訪れる人向けに、ホームシェアを活用した宿泊施設などを用意し、市内の観光を促す。福岡県への移住を支援している地域団体「福岡移住計画」とも連携するという。
Airbnbの長田英知さん(ホームシェアリング事業統括本部長)は「福岡市ではイベント開催時の宿泊施設不足が深刻」と指摘する。同市では今年2月、国公立大学の入試日と音楽グループ「三代目J Soul Brothers」「RADWIMPS」のコンサートの日程が重なり、受験生が泊まる宿が不足。同市が電話相談窓口を開設するなど対応に追われた(関連記事)。
長田本部長は「今回、国際会議の支援を通して街ぐるみでの宿泊を実現し、潜在的な宿泊需要を吸収する」「地域との交流や食、自然、文化などに触れる機会を増やしたい」などとコメントしている。
福岡市は昨年末、旅館業法施行条例を改正し、民泊サービスの規制を緩和。1つの建物内に一般住宅と宿泊施設が混在することを認めるなどして、民泊営業の活性化を促している。
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