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親子のコミュニケーション支援するロボ「petoco」 ドコモなど開発 共働き家庭向け
カメラ機能で宅内の子どもの映像を撮影し、宅外の親のスマートフォンに送ったり、ビデオチャットなどが可能。親の帰宅を待つ子どもへの連絡などへの利用を想定している。
NTTドコモは5月24日、家族のコミュニケーションをサポートするデバイス「petoco」を、フォーティーズと共同開発したと発表した。簡単な音声コミュニケーションができるほか、カメラ機能で宅内の子どもの映像を撮影し、宅外の親のスマートフォンに送ったり、ビデオチャットなどが可能だ。共働き家庭の増加を背景に、先に帰宅した子どもと宅外の親との連絡などへの利用を想定している。
本体をWi-Fiでネット接続すると、宅内外にいるほかの家族のスマートフォンとの間で、テキストや静止画、動画によるメッセージのやりとりや、ビデオチャットが可能。宅内の子どもが宅外の母親とビデオチャットでやりとりしたり、帰宅の遅い父親に動画メッセージを残すといった使い方が可能だ。
顔認識機能を備えており、あらかじめ家族の顔を登録しておくことで、目の前に誰がいるかを理解し、必要な情報を届ける。誕生日・記念日などの家族に関する情報を登録しておけば、それらに応じたコメントを話すという。話しかけるだけで操作が可能なため、文字入力などが難しい子どもでも利用できるとしている。
ドコモの対話技術や音声認識、画像認識、メッセージングなどの技術をプラットフォーム化し、フォーティーズにライセンス提供する形。今夏に、フォーティーズがトライアル販売する、
サイズは約16(高さ)×13(幅)×13(奥行き)センチ、重さは約355グラム(本体のみ)。電池は備えず、付属のACアダプタから給電する。
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