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ソフトバンクはNVIDIA株式40億ドル相当を保有──Bloomberg報道
ソフトバンクは「ビジョン・ファンド」発表の際、NVIDIA株式を保有していることを公表したが、その保有率は約4.9%で第4位の大株主であり、金額は40億ドルだとBloombergが報じた。
ソフトバンクグループは米NVIDIAの株式40億ドル(約4470億円)相当を買い集め、既に第4位の大株主になっていると、米Bloombergが5月24日(現地時間)、複数の情報筋の話として報じた。
ソフトバンクは20日、主にIT関連企業に投資する10兆円規模の「ソフトバンク・ビジョン・ファンド」の発足を発表した際、このファンドは「ソフトバンクグループからの投資で取得済みの株式や今後取得予定の株式の一部を取得する権利を保有する」と説明しており、その“一部”としてNVIDIAの名を挙げており、株式を保有していることは公表していた。
Bloombergによると、NVIDIA株の保有比率は約4.9%で、米国の報告義務をわずかに下回っているという。
NVIDIAはGPUメーカーとして知られるが、近年はAI(人工知能)や自動運転車分野で注目を集めており、同社への投資は「情報革命の次の段階の基盤となりうるプラットフォームを実現するような事業」を支援するという孫正義社長の戦略に沿っているといえる。
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