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「WannaCry」からデバイス守る、実はウソ――“偽Androidアプリ”に注意
ランサムウェア「WannaCry」からデバイスを保護するとうたうが、実際は広告を表示するだけのAndroidアプリが登場したと、McAfeeが注意を呼び掛けている。
ランサムウェア「WannaCry」からデバイスを保護する――そううたいつつ、実際には広告を表示するだけのAndroidアプリが出回っていると、米サイバーセキュリティ企業のMcAfeeがこのほど注意を呼び掛けた。WannaCryは古いWindowsの脆弱性を悪用するため「(Androidなどの)モバイルシステムには悪影響を及ぼさない」と指摘している。
同社がGoogle Playで「WannaCry」と検索したところ、WannaCryからデバイスを保護するとうたう不審なアプリを複数発見。だが実際にアプリを起動してみると、広告が表示され、さらに別アプリのダウンロードを勧めるだけのアドウェアだったという。
不審なアプリの中には「ユーザーレビューが非常に高いものもある」といい、レビューに惑わされないよう警告。Google Playから不審なアプリを削除するよう、Googleにも要請したとしている。
WannaCryは、感染した端末のファイルを暗号化して読めない状態にし、復号のために300ドルをビットコインで支払うよう要求するランサムウェア。ネットワーク上に脆弱性が残る端末がないかを探索し、ワームとして単独で感染拡大を図るのが特徴だ。5月12日から世界各地で被害が相次ぎ、日本国内でも複数社の社内システムに障害が発生した。
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